「ハピネス・オン・ハイ」の撮影と現像方法
投稿日 : 2016年4月5日 00:00
先日、東京ディズニーランドの夜の花火のショー「ハピネス・オン・ハイ」を撮影して Facebook にアップロードしたところ、撮影方法についていくつか質問を受けたので、そのお返事も兼ねて写真をご紹介したいと思います。
撮影場所
何度か「ハピネス・オン・ハイ」の撮影にチャレンジしているのでいくつか撮影スポットは知っていますが、今回は全く新しい画角を探したかったので、ショーの30分くらい前からウロウロして撮影場所を探しました。 下記に詳しく書きますが、シャッタースピードを4〜5秒で撮影する必要があるため、花火が打ち上がる方向にカメラを固定できる場所を探します。 パークでは三脚の利用が禁止されているので、なかなかカメラが固定できる場所(壁や柵など)がなくて苦労します。 今回はシンデレラ城の脇の通路にあるゴミ箱の上にカメラを置いて撮影しました。 (写真右下にゴミ箱が見切れてしまっています 汗)
撮影機材
今回は次の機材で撮影しました。 シンデレラ城が上から下まで収まるようにしたかったので、レンズは10mmの超広角レンズを利用しています。 24mmなどの標準レンズだと収まりませんでした。
- カメラ : Canon EOS 70D
- レンズ : SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM
撮影方法
花火を撮影する場合、カメラをマニュアルモードにして、シャッタースピードが4〜5秒くらいになるように設定します。 シャッタースピードが早すぎると花火が破裂した軌跡を残せませんし、逆に遅すぎると花火の色味が失われたり(真っ白になっちゃう)するので、シャッタースピードはとても気をつけています。
ショー開始30秒が勝負
「ハピネス・オン・ハイ」はたった5分間のショーです。 あらかじめ花火が打ち上がるであろう方向にレンズは向けていますが、実際に打ち上がってみないと思った通りの構図になっているかわかりません。 一発目の花火でいかに素早く構図を決定するかが重要になってきます。
構図が決まったら、あとはひたすらシャッターを切りまくるのみです。 私の場合、RAWで撮影して写真の現像に Photoshop Lightroom を利用しているので、撮影の時点でそこまでホワイトバランスなどは気にせずに撮影します。
現像
上記のようにして撮影した写真を現像します。 前述のとおり現像には Photoshop Lightroom を利用しています。 写真をみてお分かりの通り、コントラストを強めに現像しています。 またハイライトを低い値に設定することで色が飛んでしまっている部分も色を復元できます。